【元音大生が語る】音大に入って大変だったこと10選【後半】
こんにちは、ツキコです。
今日は、昨日のUPした【元音大生が語る】音大に入って大変だったこと10選【前半】 の続きをお話します♪
6. 人間関係が面倒
……と、感じる人もいる、かもしれません。
というのも、音楽の世界というのは横の繋がり縦の繋がりがなにより大事なんですね。
次の項目でも似たようなことを言いますが、同級生や先輩後輩だけではなく、師事する先生との人間関係が大事になってきます。
「音楽性は大好きだけど横暴で…」
「すごく神経質だから機嫌を伺わないと…」
なんていう悩み、よく聞きました。(苦笑)
私のついていた先生は全く気取ったところのないフレンドリーな方だったので、そんな心配はさっぱりありませんでしたが。今でも大好きな先生です。
7. 人脈を拡げなければならない
前の項目の続きみたいなものです。
音楽で食べていきたい!と思っている人なら尚更、人脈が大きなカギになります。
コンクールやコンサートだけが、チャンスの場ではない、ということですね。
ずっと家でのんびりしていたい、という人にとっては、結構キツいことに感じるかもしれません…。
かくいう私も超がつくほどのインドアなので、ちょっぴり辟易したこともありました。
でも、なんだかんだ共通の夢や情熱をもった人たちなので、楽しかったりします。
8. 出費が多い
兎に角、お金が掛かります。
楽譜代、ホームレッスン代、ドレス代、コンサート代、スタジオ代、…etc.
これに加えて、会食や打ち上げ、発表会費、お花代……上げたらキリがありません。
が、しかし。
逆に考えてみてください。
音大生でない方がクラシック音楽をやるときにも、これらの費用って掛かってくるんですよね。
その点、楽譜は図書館で借りられて、レッスンは授業で、スタジオ(練習室)も格安であるいはただで確保できる音大生ってすごい!
……まあ、何より学費が巨額なのですが。(そこに尽きる)
9. 「義務になってしまう」
私の大好きな歌手の歌に、こんな歌詞があります。
「抑えきれない衝動がいつまでも抑えきれないままでありますように」
日食なつこさん、という方の歌です。(彼女については近日中に熱く語りたいと思います)
音大を卒業して暫く経ってしまったからこそ感じることなのですが、「音楽をやりたい!」という情熱が、「やらなければ」になってしまうことがあります。
やりたくて、好きで、自分から決めた筈の道も、当たり前にしてしまうと寧ろ嫌いになってしまうことさえあるのかもしれません。
衝動が衝動のままでありますように。
10. 自由が少ない
最後の項目です。
…正直、ここまでひねり出すのに苦労しました。(笑)
前回の記事でもちょろっと言いましたが、私は「音大に入って本当によかった!楽しかった!」と思っている方ですし、正直、大多数の元音大生がそう思っていると思うので。
レッスンに至るまでには何時間もの自主練習が必要ですし、楽譜を攫う時間も、ピアニストや他の演奏家との合わせの時間も必要です。
時間の制約は、頑張れば頑張るほどできていくと思います。
…ですが、あくまで「大変だったこと」なんです。後悔したことはありません。
あなたがもし、音大に入ることを目指していて、厳しいことを言うようですが、「金銭的に可能な」状態にあるのなら。
幾つになってからでも、音大生になってほしいなと、心から思っています。
というわけで、【元音大生が語る】音大に入って大変だったこと10選【後半】 をお贈りしましたが、いかがでしたでしょうか?
よければ、【元音大生が語る】音大に入って大変だったこと10選【前半】も見てくださいね。
そして!
近日中に、満を持して(?)音大に入ってよかったこと10選をお贈りします!
是非、チェックしてくださいね♪